イオンプレーティング加工は、真空装置内の蒸発源と基盤間にプラズマを生成し、蒸発原子をイオン化した後、電界で加速して基盤に衝突させて皮膜を形成する方法です。
基本技術はNASAで開発され、現在は 多陰極方式、高周波方式、ホローカソード方式、ラクスタイオンビーム方式などがあります。
当社では、いろいろなイオンプレーティング処理を研究した結果、耐久性にすぐれ、色調に安定性があり、密着性にすぐれたコーティング加工を行う技術を持つメーカーの協力を得ることができ、最終的にチタンの硬化層とプラチナやゴールの表面の優美性を両立した高級感のあるイオンプレーティングをジュエリーに使用することができました。
このような特殊なイオンプレーティング加工をジュエリーに使用する話など聞いたことが無いとの理由で当初、加工を受けていただけませんでしたが、このコーティング加工が大変高価な加工のため、ジュエリーにこそ応用するべき。との思いを伝えることができ、今回の開発につながりました。
尚、通常のジュエリーにこのイオンプレーティング加工をすると金属の種類によっては中の金属イオンが表面に露出してくることがわかっております。そこで当社は他ではマネできない、特殊な下地処理を行うことでこの問題を解決することができました。
また、ブラックイオンプレーティング加工には通常ブラックIPを使用しますが、通常のブラックIPに表面を突き破るようなキズが付いた場合、黒基調の中では傷が目立ってしまいます。そこで、当社ではIP加工で一番高価で高硬度(Hv3000以上)、耐摩擦性に強いDLC(Diamond
Like Carbon ダイヤモンドライクカーボン)を使用。キズが付きにくく落ち着いたブラックに仕上げました。
イオンプレーティング加工の説明はこちら
※この商品は金属アレルギー防止を主目的として開発した商品で、金属の溶出検査、金属アレルギーの患者さまへの装着テスト等をクリアしており、安全性の検証ができております。
ただし、ホワイトゴールド同様、使用状況によっては表面のコーティングが摩耗する可能性はございます。
表面のコーティング(IP)が剥離した場合は、再加工ができないため、新たにご購入していただく必要がございます。
|